校長あいさつ

 令和4年4月1日に「県立相馬東高等学校」と「県立新地高等学校」が統合しました。

 両校ともに創立110年を超える伝統校であり、地域とともにある学校としてそれぞれの歴史を重ね、多くの優秀な人材を輩出してまいりました。

 新地校舎は、令和6年3月に最後の卒業生を送り出し、閉校舎となりました。長年にわたり、地域の皆様のご支援、ご協力をいただきましたことに感謝申し上げます。

 今年度、「相馬総合高等学校」は創立4年目となります。

 本校は「誠実」「自律」「共生」「創造」の4つを校訓とし、地域を学びのフィールドとした教育活動を展開しています。地域の皆様と連携した「探究活動」の実践をとおして、将来地域を担う人材の育成を目指しております。

 また、防災・復興教育にも取り組んでいます。生徒たちは、相馬東高等学校「祈りの石」、新地高等学校「おもひの木」をもとに、東日本大震災によって亡くなられた多くの方々を追悼し、震災の教訓を学びます。そして、災害から大切な命を守り、震災を風化させないための学習に取り組んでおります。

 これからも、相馬総合高校として、二校の「祈り」と「おもひ」を大切につないでいきます。

 同窓会の皆様をはじめ、地域の皆様、保護者の皆様から信頼をお寄せいただけるよう努めてまいりますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。

福島県立相馬総合高等学校長 櫻田 渉