統合校においても「おもひ」と「祈り」をつなげていきます

 

【おもひの木】

 新地高等学校では、2011年に発生した東日本大震災にて、在校生1名、その10日前に卒業式を終えた卒業生8名が津波の犠牲となりました。震災で亡くなられた多くの方を追悼するため、2017年3月11日(土)に「偲ぶ会 東日本大震災追悼・祈念植樹式」を行い、中庭に沙羅の木を植え、「おもひの木」と名付けました。

 相馬総合高校となっても、震災からの教訓を学び、災害から大切な命を守ることを目的に、被災地の高校生たちが繋がることで、震災を知らない後世へと伝えていくことを目指します。

 

 

【祈りの石】

 校庭の西側、相馬東高校の校歌の歌碑がある場所に石碑があります。

 一見すると、ふつうの庭石に見えますが、東日本大震災後におかれたものです。

 石碑は、横にスライドさせることで碑文を見ることができ、そこには、「祈り」という言葉と、「東日本大震災」、そしてその発生年月日である「2011年3月11日14時46分、広く知らせるようなものにしてよいものかと随分悩まれたようです。

 慰霊碑のようなかたちにしてよいのだろうか。

 生徒の氏名を刻んでよいものだろうか。

 学校においてよいのだろうか。

 幾度も逡巡し、何度も考え、「祈りの石」のかたちにされたようです。

 そして、広く知らせることはされませんでした。

 震災から10年が過ぎ、あらためて、学校として語り継いでいくべきことであると考えたこと、また、2017年から「おもひの木」による追悼・祈念を行ってきた新地高校との統合し、防災と復興の学びを踏まえて未来のまちづくりに主体的に関わる人材の育成をめざす相馬総合高校として新たな歩みをはじめたことを機に、「祈りの石」として祈りをつないでいくこととしました。